Digital-Penguin Workshop(仮)

とりあえず写真ブログにしてみました。はてなダイアリーとは棲み分け中。

キリトリセン

写真は瞬間や空間を「切り取る」と表現されることがあります。

切り取るということは、フレームの外側には切り取られるものが存在します。

 

同じ場所で、同じ被写体を捉えても、その切り取り方には撮影者の「意志」が反映されます。

 

 

 

 

P4260018

マーガレット。周囲の情報を切り取って、花だけを撮る。

 

 

 

 

 

P4260040

 同じ場所の同じ花。遠くに見えるのはベンチ。陽の当たる公園のような場所。これだけで情報量がぐっと増えて、その一方で花そのものの主役感は薄れました。

 

 

 

 

 

 

P4260048

やはり同じ花。

2枚目と同じように背景を含めても、角度が変われば写真に含まれる情報が変わります。

建物や道路標識に囲まれた場所だとわかる一方で、1枚目のような咲き乱れる姿は想像しにくくなります。

 

 

 

 

 

 

切り取った外側に残るのは、想像の余地であり、引き算された情報。構図を決めるという作業は、自分なりの切り取り線を見つける作業なのかも。

 

「写真を撮る」という行為に惹かれるのは、そんなところかもしれません。

 

 

 

#もちろん切り取る作業はカメラのファインダー内でやりましょう。そこにあるものを勝手に切ったり壊したりはダメですよ。